tanaproject(たなプロジェクト)は2011年9月より活動を開始し、東日本大震災で被災された地域の仮設住宅などに棚を届け、自分で自分のつかう棚をみんなでいっしょにつくるワークショップをおこなうプロジェクトです。長期で活動を継続していくため、2011年10月に団体を設立しました。

2011年9月25日日曜日

現地で【tanaproject ワークショップ】ができるまで

先日行った、tanaprojectの一回目のワークショップ。

わたしの小さな思いつきから、ここまでの活動にすることができ、実際に石巻でつくることができました。
それはたくさんの人のあたたかいご支援と応援があったからです。
この場でみなさんに御礼を申し上げたいと思います!

17日のワークショップの初回には、たくさんの方が来てくださいました。


今回のプロジェクトが一気に進むきっかけとなった、ウィルライフ株式会社の増田進弘社長。
増田社長とご一緒いただきました、トライウォールジャパン株式会社の川上康雄さん。
お二人ではるばる東京から来てくださいました!
トライウォール・ジャパン株式会社の石巻でのファブリケーターであります、今回のtanaの材料を加工し運搬してくださっている今野梱包株式会社の今野英樹社長。
みなさまほんとうにすばらしい方々で、日々背中を押していただいている気がして、前に進めます!

どうしても一番最初のワークショップを、わたしがボランティアをしてこのtanaprojectを思いついた宮城県石巻で開催したく、今野梱包株式会社の今野社長につなげていただき、現地での開催と当日のサポート、そして一緒にtanaをつくってくださった、NPO法人オンザロードさん。
特にスタッフの島本幸奈さんには事前の調整から大変お世話になりました。

そしてもちろん当日石巻の南境の集会所で一緒につくってくれた住人のみなさん。
子どもからお年寄りまでほんとうにたくさんのかたが来てくださいました!
みなさんの笑顔がなによりうれしかったです。

また、すてきなご支援もいただきました。
HIGHTIDEさんにはすてきな文具をたくさんいただき、みなさんにお配りしました。
いただいたアルバムに、撮影した写真をいれて、参加された方にお渡しする予定です。
hhstyle.comさんにはパントンチェア・ジュニアをご提供いただき、ワークショップ中に使っていただきました。
子どもだけでなく、小柄なおばあちゃんたちに大人気でした!
ご支援ありがとうございます!

ご同行いただいた方々にも感謝です!
今回映像を撮影してくださった、かすや舞台記録の粕谷晃司さん。(映像ほんとうにたのしみです!)
今回女川の別のワークショップに参加される前に立ち寄ってくださった方々、
京都から来てくださった、写真家の草本利枝さん。
福岡から来てくださった、映像作家の泉山朗土さん。
建築家でアーティストでキュレーター、琉球大学の先生であるティトス・スプリーさん。(なんと沖縄から)
ぜひ今度ご一緒させてください!

そして、わたしの大事な仲間、tanaのワークショップスタッフ。
今回はカメラマンに徹してくれて、わたしがこのプロジェクトを思いついたときから相談にのってくれている、伊藤達信くん。
忙しい中参加してくれた、PLAYの青木健くん。
SFCの後輩で妹みたいな金子結花ちゃん。
お忙しい身ながらも、東京から同行してくださり、子どもたちと一緒にtanaをつくってくださった、建築家の安部良さん。
建築家として棚をつくるワークショップをする意味を自らの言葉で語ってくださり、改めて自分がこのプロジェクトをやる意味を考えるきっかけを下さいました。

そして貴重なアドバイスもいっきにすすむつながりも、自分のことについても改めて考えるきっかけも、いろんなたくさんのものをくださったライフアンドシェルター社/震災リゲインの相澤久美さん。
いつも的確で本質をついたご意見をありがとうございます。
スタッフの若松海くんにも感謝です。


また、日々お世話になっている方々にも御礼を申し上げたいと思います。

わたしがライフアンドシェルター社/震災リゲインの相澤さんとつながるきっかけとなった報告会に呼んでくださった大学院の先輩である関智美さん。
GWに一緒にボランティア報告会をして、最初にボランティアにいくときに相談に乗ってくださった大学・大学院の大先輩、相田麻実子さん。
そしていつも突っ走る私の相談にのってくれて、まるで父親か兄のような目線で応援してくれる、大学院時代の慶應義塾大学SFCの小林博人研究室、小林博人先生。

また、ご自身のお仕事でお忙しい中魅力的なロゴとフライヤーをつくってくださった、Miracle Deluxeの馬場宏介さんにも感謝です!
そんなデザイナーさんをつなげてくれた、被災地支援の勉強会を一緒にやっている日建設計の谷口景一朗くん。
谷口くんと関わるきっかけとなった旅仲間であり親友の日建設計の梅中美緒さん。
いつも相談にのってくれて、別の方向で復興支援をしている親友の飯田晶子ちゃんにもたくさん感謝!

また、4-7月の石巻で出会ったボランティアの全国のたくさんの仲間。
そしてなによりも、いろんなことを教えてくれた避難所で生活していた人たち。
一緒に遊んだ子どもや、「変な一級建築士のボランティアの長靴はいた姉ちゃんがいる」(建設現場用の安全靴の長靴を履いていたのが関わりのきっかけ!)と言っておもしろがって話しかけてくれた避難所にいた鳶職や工務店などの建築関係の人たち。

最後に、いつも朝早く出て行って夜遅く帰ってくるわたしに文句を言わず、プロジェクトをつづけることに理解をしてくれている両親に感謝します。
そしていつも冷静なアドバイスをくれる尊敬すべきお兄ちゃんにも。


すべての方に感謝します。


たくさんのあたたかいご支援をわすれず、そしてかたちにできるよう、これからもtanaを一緒につくりにいけるよう、がんばりたいと思います。

小さな力ですが、たくさんのかたに応援とご支援をいただきながら、すこしずつ太く力強い活動に成長させていきたいと思います。

ほんとうに、みなさまありがとうございます!
10月はたくさんtanaをつくります!(もちろんこれからも)

2011.09.25
tanaproject
もりひろこ

2011年9月21日水曜日

レポート:【001_tanaprojectワークショップ 2011年9月17日(土)@石巻】

第1回のtanaワークショップ終了しました!

【001_tanaprojectワークショップ】2011年9月17日(土)@石巻
つくったtana 約35個  
つくったひと 約25名  

先週の土曜日、9月17日に、現地で活躍されているオン・ザ・ロードさんが支援活動をしている仮設住宅の集会所でのお茶会内のプログラムとして、13時半から約3時間、第1回目のtanaワークショップを行いました。
参加してくださった方は20名をこえて、30個以上のtanaをつくりました。
今回現地で開催できることとなったご協力いただいているウィルライフ株式会社の増田社長や、トライウォール・ジャパン株式会社の方、今野梱包株式会社の今野社長も参加してくださいました!

お昼ごはんを食べ終わった子どもがやってきて・・・

まずは組み立て!


だんだん人が増えてきました!
そしてデザインがはじまります!
今回大人気だったカモ井加工紙さんのmt(マスキングテープ)!
iPhoneで星座を調べてそれをtanaに描いてました!いいアイデア!

持ち手のひもの布を選ぶおかあさん
hhstyle.comさんにご提供いただいたパントンチェアにすわれたので、
腰の弱いおばあちゃんも参加できました!

 
子どもにもつかいやすい布と綿でスタンプをつくりました!
持ち手のひもの布をみんなで選ぶおかあさんたち



ぺたぺた手がた!!
おとうさんかなりデザインセンスありです。

この女の子はとてもセンスがよくて、すてきなtanaをいくつもつくっていました。
人がいっぱい!tanaまみれ!

色とりどりのtanaがならびます
tana入り息子

そして、
最後にみんなでtanaと一緒に記念撮影!
おばちゃんたちが誰よりも先に並んで、満面の笑みでピースしてました!

みなさんつくっている間、ずっと笑顔がたえず、
「小学生ぶりに工作したの!」というおばちゃんや
「芸術魂を思い出した」というおばあちゃん
「こういうの大好き!」と言ってくれた女の子
「孫のためにつくるんだよ」というおじいちゃん
みんないろんな思いでつくっていました。


また、
「いまちょうど収納がほしかったのよ」
といって、ちゃんと収納としてもよろこんでくれている方もいらっしゃいました!

ボランティアしはじめてから5ヶ月
おもいつきから4ヶ月
企画書かいてから3ヶ月
いろんな人とつながりはじめてから2ヶ月
練習ワークショップしてから1ヶ月

ついにほんとに現地にtanaを届けて、みんなでつくって、それを仮設住宅で使ってもらえることになりました。

ご協力くださった皆さま
応援してくださった皆さま
本当にありがとうございます!

今後は石巻で数回活動し、じょじょにいろんな場所へ展開していき、
「このtanaほしいな」「つくりたいな」
と思っていただいた場所へ、できるだけ多くお届けし、一緒につくれるようにがんばりたいと思います!



たくさんの笑顔をみて、たくさんの元気を逆にいただきました。
この”元気”と”笑顔”を次のtanaワークショップを開催する場所へお届けしたいと思います!


おまけ:

tanaといっしょに井戸端会議。
さっきの写真の女の子はこんなすてきなアートをのこしてくれました!

次回は 10月1,2日に、同じ石巻市で開催予定です!

2011年9月14日水曜日

event【tana*project 本番開催決定!!2011年9月17日(土)@石巻・南境】


ついに、tanaを東北へ届けます!!
みんなで一緒にtanaをつくります!!


◆tana projectのロゴとフライヤーをMiracle Deluxeの馬場さんにつくっていただきました◆
なんと支援ということでボランティアでつくってくださいました。
すごくかわいい!感謝感謝!
※場所や時間はその時ごとにことなるのでここには記載してません。


ついにtanaのワークショップを現地で開催できることになりました!
※先日”石巻・渡波”地区とアップしましたが、”石巻・南境”になりました。

場所は、わたしがtanaを思いついた、宮城県の石巻です。
どうしても、おもいついた場所=石巻で開催したく、いろんな方に相談し、tanaの材料を加工してくださる石巻市の今野梱包さんのコネクションで、石巻・南境での開催が決定しました!!
南境はわたしがボランティア活動していた場所に近く、活動の行き帰りなどで通った場所。
もしかすると手伝っていた避難所に避難していたこどもたちが、ここの仮設住宅に入っていて、会えるかもしれません!

今回は、石巻で活動され、大活躍中のボランティア団体、【オン・ザ・ロード】さんのご協力のもと、オン・ザ・ロードさんが 仮設住宅の支援で開催されているお茶会内でのプログラムとしてtanaをつくろうワークショップを開催する運びとなりました。

【日にち:2011年9月17日(土)13:00〜16:00】
【場所:石巻市南境の仮設住宅の集会所】

ブログでも当日の様子をレビューします。
あと3日、準備までがんばります!