お忙しい中、(しかも土曜日)石巻の工場にて会っていただくことができました。
石巻の内陸にある工場は、3/11の地震で保管していた資材が崩れるなど被災しましたが、復旧され、現在は稼働しています。
わたしがお伺いすると、トライウォール・パックなどで作成したたくさんの家具を見せていただくことができました。
なんと、今野梱包さんも被災されながら、震災後避難所等をまわり、トライウォール・パックなどで作成した家具をお届けしたそうです。
衣装ロッカー
教室の間仕切り(!)
すごいです・・・。
衣装ケースもおとどけしたとのこと、tana*projectにとてもちかいことをなさっていました。
工場内を案内していただいたり、CADデータを入力して図面通りにカットできるマシンなどを見せていただき、立ち話をしながら、気づけば2時間以上もお話ししていました。
正直、わたしは被災していませんし避難所や仮設住宅で生活していないので、実は棚なんて必要ないんじゃないか、支援の空回りになるんじゃないか、と不安に思っていましたが、現地の方に「今の被災地の状況に非常にマッチしたプロジェクト」と言っていただくことができ、進めていく自信になりました。
ディテールや作り方、そしてデザインを考えるときのポイントなど、被災地支援のための棚とは思えない(語弊がありますがもちろんいつのときもデザインはとってもだいじ)、デザインとは何かを考えさせられる、とても勉強になるお話ができました。
最後には「ぜひ避難所と仮設住宅に棚を届けましょう!」と言っていただき、わたしもがんばらなければ、とあらためて思いました。
またお土産に「ぜひ参考に」とご準備いただいていた家具のなかから棚をいただきました!
またもあつかましいわたしはかわいい引き出しまでいただきました。
というわけで、tana*projectは当初の目的のひとつであった”地産地消”を実現できることになりました!
※なお、現在せまいわたしの部屋がtanaまみれです。。。