tanaproject(たなプロジェクト)は2011年9月より活動を開始し、東日本大震災で被災された地域の仮設住宅などに棚を届け、自分で自分のつかう棚をみんなでいっしょにつくるワークショップをおこなうプロジェクトです。長期で活動を継続していくため、2011年10月に団体を設立しました。

2013年7月22日月曜日

レポート:【018_tanaprojectワークショップ 2013年7月14日(日)@宮城県仙台市あすと長町仮設住宅】

先日、海の日の三連休の中日に、約半年ぶりに東北で、約1年ぶりに仮設住宅で、たなづくりのワークショップを開催して参りました。
2013年7月14日に開催した、宮城県仙台市でのワークショップのレポートです!

【018_tanaprojectワークショップ】2013年7月14日(日)@宮城県仙台市
あすと長町仮設住宅広場
つくったtana 16個  
つくったひと 16組18名  

今回は、約1年ぶりの仮設住宅での開催。
東北でもすこしずつ状況が変わっていると感じますが、今回は仮設住宅から復興住宅への引越しを意識するためのワークショップでもありました。
なので、今回は特別仕様できたる引越しのために、持ち運びやすいように、棚の側面に”持ち手の穴”をつけました。
軽くて丈夫な棚も、よりいっそうもちはこびが便利になり、大好評でした。

今回はもう1点、いつもと違った特徴があります。
それは”引出しの引き手”。

いつもは布で三つ編みをするか、ドリルで3cmの穴をあけてていましたが、今回はちょっとちがいます。
とってもすてきな革の小物のデザインをされている、COTONAの片岡さんからご提案と革のご提供を頂き、棚の引出しに革で引き手をつけました!

端革を利用して取手のキットをご提供頂きました!
赤色とアクセントのピスタチオカラーがかわいいです!

お父さんも真剣に選びます。
ベースになる引き手の革の色は写真にあるように3種類。
そこにアクセントとなる細い革をステッチ状につけていきます。
細い革は4種類。
組み合わせをあれこれ考えます!
これはとってもたのしい!

革を選んだら、これもまた協力しながら、ステッチ状に縫うための孔をピンチと木槌をつかってあけていきます。
トントンと軽快な音がひびいてました!

こちらのお二人は茶色い引き手の革を選んだようす。
アクセントの水色の細革が、カラフルなカッティングシートの装飾に合ってます!

もちろん使い勝手もよく、最も触る場所なので、手触りのよい革は引き手としての十分な役目を果たしていました。

今回の会場は、屋外にテントを張って。
東京とはちがい、時折風が吹くすごしやすい日でした。
写真左上にいらっしゃるのは、東日本放送のクルーの方々。
翌日15日の夕方のニュース番組でワークショップの様子が放映されたそうです!

テントは仮設住宅のまんなかにある広場に設置。
他にも木工体験や木をつかったカスタマイズ家具をつくっていました。

いつもどおり、こどもにはカラフルなペンが人気。

女の子はmtが気になる様子!

 全面を青に塗って・・・

夜空を描いていました。
とってもいい笑顔!

今回は宮城大と宮城教育大の学生さんが手伝ってくれて、二人ともカッティングシートの加工がとても上手。
このお父さんの棚の富士山が大人気で、”富士山世界遺産登録記念棚”がたくさんできていました!

ひさしぶりの東北、そして仮設住宅での開催でしたが、たのしんでつくって頂けたようで、とてもうれしく思いました。
思ったよりもたくさんの方につくって頂くことができ、まだニーズはあるのだな、とかんじる一方、すこしずつ東北も状況が変化してきていることを感じました。

これからも、今回のように仮設住宅から復興住宅への引越しを目的としたワークショップや、ものづくりのワークショップとして必要な場所に届けつづけたいなと、あらためて考えさせられたワークショップでした。

今回ご協力頂きました皆様、ご参加頂いた皆様、ほんとうにどうもありがとうございました!

<今回ご協力してくださった方々>

●東北工業大学・新井先生
●あすと長町仮設住宅自治会会長・飯塚様
●今野梱包株式会社・今野社長

◎hhstyle.comさん(パントンチェア・ジュニアの提供)
◎カモ井加工紙さん(mtの提供)
◎FINAL HOME/津村耕佑さん(布等の提供)
◎株式会社コニシさん(木工用ボンドの提供)
◎PLUS株式会社ジョインテックスカンパニーさん(アクリル絵の具他多数の提供)
◎株式会社中川ケミカルさん(カッティングシートの提供)
◎COTONAさん(引出しの引き手の革の提供)

○tanaスタッフ 撮影:恋水くん
○tanaボランティア 荒井さん親子、平間さん、大友さん、並木さん、小倉さん、白崎さん

ほんとうにみなさまご協力、ありがとうございました! 

2013年7月19日金曜日

参加者募集中◆【7月27日(土) 荒川区汐入小学校でワークショップ開催!】

夏休み!
みんなでtanaをつくりましょう!
7月27日(土)に、荒川区汐入小学校(最寄り駅南千住駅)にて、ワークショップ開催!
時間:13:00〜15:00

参加して頂ける方、募集しております!

(荒川区にお住まいでなくてもだいじょうぶです!)


折しも27日は隅田川の花火大会。
子どもが座っても壊れない丈夫な棚(縦横高さ30cm)は、花火観覧の特等席になります!(しかも荷物が収納できます)
ぜひ親子で、大人と子どもで、参加しませんか?
荒川区の住民の方以外も参加可能です!
花火大会の前に、ふらっとたちよって、tanaをつくりませんか?

参加費の一部は東北での支援ワークショップ開催の材料費等に充てられます。
近くでは8月10,11日に仙台市内と名取市の仮設住宅でのワークショップが予定されています。

参加申込は、

info@senju-sumidagawa.org
または
03-3801-3428
まで、お気軽にご連絡ください!


上に立っても壊れません!


みなさまの参加をおまちしております!

2013年7月5日金曜日

仙台・あすと長町にて開催!tanaproject◆2013年7月14日(日)夏カフェまつり

【tanaproject/棚をつくろうWS @ 仙台・あすと長町、開催!】


半年ぶりの東北での開催が決定しました。
仮設住宅での開催は約1年ぶり。

今回は「先の引越しを見据えて、整理や持ち運びに便利な棚をつくろう!」ということで、東北工業大学研究室のみなさまにお声かけ頂き、宮城県仙台市あすと長町の仮設住宅で開催することになりました。

近くにお立ちよりの際はぜひのぞいていってください!

※東北でのtanaprojectのワークショプの開催は現在も受付ております。
詳細ご希望の方はご連絡ください!

☞ tana.project.mail@gmail.com
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《小さな未来をつくる夏カフェまつり》開催します!

2013.7.14(日)  10時~16時
あすと長町仮設住宅 広場
※小雨決行。大雨ミニ開催(10時~13時集会所にて)。

思い出をカタチにしよう!
~未来のお年寄りから昔の子どもまで。ふるってご参加ください~

①棚づくりワークショップ (段ボールを使った楽しい工作)
②大工体験ワークショップ
 (かんな掛け体験、木製ミニカーづくり、木製射的コーナー)
③仮設カスタマイズ (棚の注文お待ちしてます!)
④屋台カフェ (コーヒー無料。温かいのも冷たいのも) 
⑤復興住宅づくりパネル展示も!

主催:小さな未来をつくる夏カフェまつり実行委員会・あすと長町仮設住宅自治会
協力: LLP棚プロジェクト、NPO匠の右腕、東北工業大学・新井研究室・伊藤研究室・小杉研究室